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チョコレートの変革

チョコレートに最初の変化をもたらしたのもスペイン人でした。

通貨としてのカカオはそのまま受け入れたスペイン人ですが、ドロドロして苦いチョコレートの方には閉口したようです。このままでは飲めないと、スペイン人たちが、砂糖やシナモンを入れることを思いつき、チョコレートを甘い飲み物に変身させました。それ以降、チョコレートは中米の植民地全体に急速に広まっていきました。また、アステカでは冷たいチョコレートを好んで飲んでいましたが、植民地のスペイン人たちは熱いチョコレートを好み、やがてヨーロッパへも熱い飲み物として伝わっていきました。

チョコレートにもたらした変化は、もうひとつありました。それは、泡の作り方。それまでのチョコレートは、器から器へと勢いよく注ぎ込むことで泡立てていたのですが、スペイン人たちは、モリニーニョという攪拌棒を発明しました。

モリニーニョは、棒の先に松ぼっくりをつけたような形で、ショコラティエールと呼ばれるチョコレートポットとセットで使います。ショコラティエールの蓋から突き出たモリニーニョの棒を勢いよく回転させながら上下させることで、ポットの中のチョコレートをかき混ぜ、泡立てたのです。この方法は、19世紀のヴァン・ホーテンの発明によって、泡立てなくても舌触りがなめらかなチョコレートができるまでずっと続きました。

現在でも、『ミッシェル・ショーダン』や『ミュゼ ドゥ ショコラ テオブロマ』のお店では、ショコラ・ショー(飲むチョコレート)を注文すると、このショコラティエールに入れて持ってきてくれます。もちろんモリニーニョもついています。